対談:「イールド〜身体共鳴がもたらすもの」
”「イールド」とは「ゆだねる」こと。
真に安心して身を委ねることができた時に、私たちの身体は、土台をみつけた種が発芽するように、あるべき自由に伴って変化をはじめます。
イールドワーク(The Art of Yield )は、施術者とクライアントの存在の間合いや共鳴に意識をおき、その変化を見守るムーブメント・ワーク。
と、聞いてもまだ謎多きイールドの世界。開発者の田畑浩良さんに存分にお伺いしていきます。”
Yielding Embodiment®Orchestration の創始者である田畑浩良さんとの2022年ソマティック・ウィークでの対話。「イールドってなんだろう!?」という初心者のみなさまにもわかりやすい内容かと思いますので、ぜひご覧ください。
また、施術者自身が自分の心地よさを追求することを重視し、今ここにあることや相手との間合いの関係性を見直すと、施術の質が上がります。どんな技法をされているにしても「イールド」の視座は、参考になるはずです。
実は、私と田畑浩良さんの出会いは20年以上前のこと。私がまだ身体性の芽生など全くないレコード会社の宣伝マンをしていたころに、ロルフィング10セッションを受けに行ったのがきっかけです。
そこからセラピストに転身し、このように長い年月を経て師事することになったのですから、人生とはわからないもの。
でも、あの時の私のように「なんだかわからないけど、必要な "気がする" 」という感覚こそがとても大事なのだと思います。
そしてこの世に生きるすべての人に「イールド」や「間合い」の感覚は、必要なのです。
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